WEB版組み立てガイドについて
ホワイトメタルのキットは一部のカーモデラーやフィギュアモデラー以外の方には馴染みが無く、模型歴の長い人でさえも、ほとんど作ったことがないという声を耳にします。そこには難しい、大変そう、マニアが作る物、といったイメージが強くあるようです。確かに模型誌で見かけるメタルキットの記事には金属加工やハンダ付けなど、インジェクションやレジンキットの組み立てにはあまり馴染みのない工作技術が多用されている為、敷居の高さを感じてしまい、興味はあるけどね・・・と、敬遠されてきた方もいらっしゃるでしょう。
ホワイトメタルはプラスティックやレジンなどの樹脂とは違った良さがあります。例えば、事後変形が無い事や磨き出しによるメッキ表現が出来る事、なによりも金属の持つ重量感は小さなバイクといえども、機械の雰囲気を醸し出します。
ピーシューターシリーズはこうしたメタルの良さを生かし、ビンテージバイクならではの機械らしさや機能美を楽しんで頂けるようなキットを目指しています。
何よりも”組めるキット”がモットーです。とはいえ、ガレージキットですので、T社のインジェクションキットの様に簡単に組めるという訳にはいきません。パーツの修正やパーツのすり合わせなどの工作を必要とします。しかし当社のキットをご購入される方々は中級以上の腕前の方と思いますので、全く問題なく完成させてしまうでしょう。ホワイトメタルだからといって特別な作業はありません。必要なのは基本的な工作技術だけでしょう。
この頁ではメタルモデルに馴染んで頂けるよう、実際に組みながら進めていきます。また、インストでは触れることの出来なかった製作のポイントを解説します。WEB版組み立てガイドが多少なりともお役に立てれば幸いです。
1.
準備編
2.
タイヤの組み立て
3.
フロントフォークの組み立て
4.
車体の組み立て
5.
Extra Partsの使い方、ディティールアップ
6.
Steib sidecarについて
準備編-01
必要な工具-1
ホワイトメタルといっても特別な道具は要りません。
とりあえず、これだけは用意してください。
カッターナイフ
ピンセット
(出来れば良い物を)
ニッパー
プライヤー
か
ペンチ
(口にギザがないもの)
ヤスリ各種
(棒ヤスリ、サンドペーパー)
ピンバイス
と
ドリル
(0.5,0.8.1.0,1,2mm)
02
必要な工具-2
瞬間接着剤は
ゼリータイプ
と
低粘度性タイプ
を使い分けると良いでしょう。
ゼリータイプは面積の大きなパーツ、位置決めを慎重に行いたい時に使い、低粘度性タイプはパーツの隙間に流し込んで固定する場合などに使います。
パテは模型用のもので充分です。
大きな隙間の修正にはエポキシパテを使いますが、この
キットには必要ないでしょう!
03
あれば便利-1
サンドペーパーを貼り付けた木片
面だし作業や小さなパーツに
スポンジヤスリ
(3M製、番手各種有り)
曲面の仕上げに!
04
あれば便利-2
リューターと各種ビット
穴あけや削りこみ、磨き作業に威力を発揮。安価なものでも使えますが、速度調整が出来るタイプをお勧めします。
ビットは研磨用、磨き仕上げ用などがあります。
各種揃えれば作業効率がアップする事間違いなし!
05
あれば便利-3
アセトン
FRP用の溶剤です。瞬間接着剤はがしに使えます。
剥がしたい所に筆で塗ったり、全てやり直したい時
にはアセトンの池に浸せば、接着剤ごときれいに剥
がれ落ちます。
塗装を侵します。またプラやレジンに使うと熔けてしまうのでご注意を!
06
あれば便利-4
半田ごて
フレームの接合やパーツ整形にはハンダが最強??
接着剤では強度不足という人はハンダ付けを併用して
下さい。熱を加えすぎるとメタルを溶かすリスクが伴い
ますが、溶着力は抜群。ホワイトメタルの模型を本格的に作るなら、是非とも習得したい技術です。
コテは20~30Wタイプ、液体フラックスを使用すると
上手く出来ます。(ハンダ後はよく水洗いする事)
タイヤの組立-01
タイヤの整形
まずはタイヤの接着面を整えましょう。
パーツには多少のヒケやバリがあるので取り除きます。
平らな台にサンドペーパーを貼り付けたものを用意し、
パーツの裏面が均一になるように擦り出します。
民間車仕様を作る場合はリム部を磨きだしておきます。
02
ジグの使い方
枝から切り離したスポークをジグにセットします。
裏表に注意!裏側を上に向けてセットする様に。
ふたをかぶせれば準備完了。
セット完了→
03
スポークの型押し
スポークの中心部に指先を当て、少しずつ力を加えて
いきます。曲がりやすいので作業は慎重にします。
直接指を当てる代わりにハブのパーツをスポーク中心
にあてがい、指で押していく方法もあります。
出来上がりはこんな感じです→
04
スポークとハブの接着
2枚のスポークとハブを接着します。スポークの向きが
交差するように注意します。位置が決ったら低粘度性の瞬間接着剤を流し込んで固定。
ハブはあらかじめ塗装しておくと良いでしょう。
ハブには前後があります
外径が大きい方が前輪用→
05
タイヤの接着
先に組み上がったスポークをタイヤにセットします。
タイヤの合わせ目がずれないようにしながら隙間に低粘度性の瞬間接着剤を流していきます。
接着剤のノズルから直接、流し込まず、使い古しのカッターの歯や金属の細い棒に接着剤をつけて、流し込んだ方が失敗しないでしょう。
タイヤは遠心鋳造機によるキャストの為、真円が出ていませんので、あらかじめ、左右のタイヤが一番きれいに
揃う位置を見つけてマーキングしておきます。
06
タイヤの完成!
これを前後とも完成させます。
ハブの径が大きい方からでているメタルのピンは写真のように削り取った方がフレームに取り付け易くなります。(反対側は残しておく)
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